井原水産株式会社
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井原水産について

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環境を育てるヤマニの森林

当社では、留萌市近郊にある4.23ヘクタールの国有林に、トドマツを主にミズナラ、マカバなどを植林しています。

この「ヤマニの森林」と名付けられた森林地帯は、実は陸の環境だけではなく、魚のエサとなる海藻やプランクトンの生成に不可欠な鉄分を、山から河川を通じて海へ供給しています。

ニシンが日本海の漁場から姿を消したのは、乱獲だけではなく、台風の影響で泥が川から海に流れて堆積し、海藻の生えた魚卵礁が消えてしまったからでは……。

そのような観点から、林野庁の「法人の森林制度」に全国初の漁業関連企業として参加しました。

環境を育てるヤマニの森林

-人と自然と産業の調和を目指す-

「ヤマニの森林」にはそんな想いが込められています。

法人の森林による環境貢献度

測定項目・評価項目 年間効果
評価額(千円)
物量
水源かん養便益(※1)
洪水防止便益 181 0.0675㎥/sec
流域貯水便益 55 1,667㎥ (※4)
水質浄化便益 114 1,667㎥ (※4)
山地保全便益(※2)
土砂流出防止便益 310 55㎥ (※5)
環境保全便益(※3)
炭素固定便益 115 21.0 CO2 t (※6)

※1水源かん養便益
森林は、森林内に一時的に水を貯め、森林外にゆっくり流すことにより、河川の流量を平準化し、洪水や渇水の緩和、水質の浄化に役立っています。

※2山地保全便益
森林は、落ち葉や森林内の植生によって土壌が覆われ、雨水による土壌の浸食や流出を防いでいます。

※3環境保全便益
森林の樹木は、光合成を行うことにより、大気中の二酸化炭素を吸収して、有機物を生成し、樹木の幹等に貯蔵し、地球温暖化の防止に寄与しています。

※4 2リットル入りペットボトル83万3千本分

※5 10tダンプ10台分

※6 ヒト1人が1年間に排出するCO2 66人分

カナダにおけるニシン漁

カナダにおけるニシン漁

世界各地から日本へ数の子が輸入されていますが、その中でも太平洋に面したカナダ西海岸産の数の子は、歯ごたえのあるその食感が日本国内で高い評価を受けています。

カナダにおけるニシン漁

カナダ政府漁業管理局では、数の子の親魚となるニシンの資源保護を目的に、徹底した資源管理を行っています。毎年実施される資源調査のもと、推定される総資源量の20%までを漁獲枠として設定します。

毎年春になると漁業管理局では、カナダ西海岸のニシンの生息数を地域ごとに割り出し、漁獲方法(巻き網、刺し網)や地域ごとに漁獲枠を設定します。

カナダにおけるニシン漁

また、操業する漁船の数も漁業ライセンス保持者の中で希望を取り、各漁場、漁獲方法により均等に振り分けられます。

カナダにおけるニシン漁

ニシンの産卵時期にあたる1~3月にテスト操業を行い、抱卵率(ニシンが抱えている卵の割合)の高いタイミングを見定めて、ニシン漁のオープン日時を決定します。

ニシン漁のオープン時間は漁場や漁獲方法によって厳密に決められており、例えば巻き網漁の場合、短い時で15分足らず、長くても2日間で終わります。この間、操業するすべての漁船に対して、漁獲量のレポートが義務づけられており、予定の漁獲枠に達成した時点で漁場を閉鎖します。なお、2016年度の漁獲枠は22,660トンで、実際の漁獲量は17,650トンでした。

カナダでのニシン漁の歴史は古く、1870年代には商業ニシン漁が行われてきました。1935~70年にはフィッシュミールと魚油の原料として漁獲されていましたが、1971年に初めて数の子を目的としたニシン漁が行われました。

1975年以降、カナダ西海岸産数の子の評価が上がるにつれ価格が急騰し、カナダ水産業界では空前の数の子ブームになりました。

少しでも多くのニシンを漁獲するため、漁業者は漁船、漁具、装置に莫大な投資を始めました。その結果、短時間で多くのニシンを漁獲できるようになりましたが、資源量に大きな影響を及ぼしかねない状況にもつながるため、漁業管理局では、資源を減らさず、かつ有効的なニシン漁を行うため、漁業規則を細かく取り決め慎重な漁獲計画を立案しています。